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2026年のゲーム機市場、スイッチ2が首位へ躍進しPS5は22.8%減の予測

tech2026-08-20 · 1 min read · 64 reads

2026年の家庭用ゲーム機市場では、任天堂のNintendo Switch 2が1710万台でトップに立つ見通しです。一方、ソニーのPS5は値上げの影響で出荷台数が22.8%減の1320万台にとどまると予測されています。

2026年の家庭用ゲーム機市場は、勢力図が大きく変わる転換点を迎えようとしています。ソニーもマイクロソフトも新型機の投入がなく、一見すると大きな動きのない年に思えます。しかし実態は、翌年以降に控える次世代機の投入を見据え、各社が異なる戦略で市場を固めようとする、極めて重要な局面となる見通しです。

スイッチ2が市場の首位へ

この年の主役として注目を集めているのが、任天堂のNintendo Switch 2です。市場調査会社S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスの部門であるKaganの予測によると、2026年のスイッチ2の出荷台数は1710万台に達する見込みです。これにより、これまで市場を牽引してきたPS5を抑え、堂々の首位に躍り出ると分析されています。

スイッチ2は2025年に発売されたばかりの比較的新しいゲーム機であり、本格的な普及期に入りつつあります。その勢いは、市場全体が縮小傾向にある中でも際立っています。もっとも、任天堂自身の見通しはより保守的で、2027年3月期の販売台数を1650万台と、前年からの減少を見込んでいる点は留意すべきでしょう。

PS5の失速と値上げの影響

2026年の家庭用ゲーム機市場は、勢力図が大きく塗り替わろうとしています。(イメージ写真)
2026年の家庭用ゲーム機市場は、勢力図が大きく塗り替わろうとしています。(イメージ写真)

一方、これまで市場をリードしてきたソニーのPS5は、厳しい状況に直面しています。同じくKaganの予測では、2026年のPS5の出荷台数は1320万台にとどまる見込みです。これは2025年の実績と比較して、実に22.8%もの大幅な減少となる数字であり、首位の座を明け渡す大きな要因となっています。

この失速の背景には、価格の高騰が大きく影響していると見られます。PS5は2020年11月の発売当初、税別で49980円という価格でした。しかし、2026年4月の価格改定により、通常モデルは税込で97980円にまで上昇しました。発売時と比べておよそ2倍近い価格となったことが、消費者の購入意欲に影を落としているのです。

こうした価格高騰への対策として、日本市場向けには特別なモデルも用意されました。日本国内限定となるデジタルエディションは、税込で55000円という価格に設定されています。通常モデルが10万円近い水準に達する中で、この日本専用モデルは、価格に敏感な国内の消費者を意識した施策と見ることができ、市場の立て直しを図る狙いがうかがえます。

市場予測と公式実績の違い

ここで注意したいのは、S&Pの数字はあくまで市場予測であり、メーカーの公式計画とは異なる点です。ソニーの公式実績を見ると、2025年4月から2026年3月までの1年間でPS5の出荷台数は1600万台であり、前年比で約13.5%の減少でした。発売以来の累計出荷台数は、9300万台を超えるという堅調な数字を維持しています。

利用者の動向も安定しています。プレイステーションの月間アクティブユーザー数は、2026年3月時点で1億2500万人となっており、前年からほぼ横ばいを保っています。一方、任天堂の公式発表によれば、2026年3月までのスイッチ2の累計販売台数は1986万台に達しており、こちらも力強い普及ぶりを示しています。

市場全体の縮小とXboxの動向

ゲーム機市場全体としては、2026年は縮小が見込まれています。すべてのプラットフォームを合わせた家庭用ゲーム機市場の出荷台数は、3390万台となり、前年比で19.5%の減少になると予測されています。ハードの世代交代の谷間にあたる時期であることが、この全体的な落ち込みの主な理由と考えられます。

ハード競争から一歩引いた立ち位置を取るマイクロソフトのXboxも、この流れとは無縁ではありません。Xbox Series X|Sの2026年の出荷台数は250万台と予測されており、2025年の320万台から約21.8%減少する見通しです。各社がそれぞれ異なる立ち位置で、この難しい市場環境に対応しようとしている構図が浮かび上がります。

次世代機への助走の年

2026年は、来るべき次世代機時代への助走期間としての意味合いが強いと言えます。S&Pのモデルによる予測では、次世代機であるPS6が仮に2028年に発売された場合、初年度に400万台、そして2030年には1720万台に達する可能性があるとされています。ただし、これはあくまで仮定に基づく試算に過ぎません。

こうした一連の予測は、S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスKaganのアナリストであるニール・バーバー氏らの分析によるものです。総じて2026年は、普及期に入ったスイッチ2、国内市場の立て直しを図るPS5、そして独自路線を進むXboxという三者の戦略が交錯する、ゲーム業界にとって見逃せない一年となりそうです。

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